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白川 純 欧州列車旅行でのいざない

ウィーン〜ドルトムント間を走る
夜行列車「シティナイトライン」(ドナウクリアー号)の旅

白川 純

 夕方、オーストリアのウィーン空港に到着。本日の宿はウェルデンベルグ宮殿を改装して造られたホテル「インペリアル」。旅のスタートには申し分ない宿です。

 翌日、地下鉄駅窓口で路面電車のマップを購入。ウィーンには東京の山手線の路面電車バージョンがあり、幾つかある路面電車の中で、1番・2番がそれにあたります。この路面電車に乗っているだけで王宮や市庁舎など名所の観光ができるのですが、さすがに1日では観光しきれず気がつけばもう夜の7時です。

 夕食を食べるのも忘れウィーン西駅へ。しばらくすると、ドナウクリアー号がホームに入線してきました。すぐに、ドアの外でパスポートとユーレイルパスとパス割引チケットを車掌に提示し乗り込む。シャワー付きの一人部屋『デラックス』が今宵の宿だ。デラックスクラスは2階建て車両の2階に位置し、寝台列車には珍しく座席とベットが別々です。白とブルーで統一されていて、正面の窓際にテーブル付きの座席、左手にシャワーとトイレと洗面台。正面のテーブルにはミネラルウォーターが用意されています。しばらくすると、発車ベルもなく列車はゆっくりと動き出しました。

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 シティナイトラインには、今回乗車したデラックスクラス(一・二人部屋)の他に、エコノミークラス(一・二・四人部屋)とクシェットクラス(四・六人クシェット)とリクライニングシートがあます。この4つのクラスの内、クシェットクラスは他の夜行列車でも見られる、座席がベッドに変形するような車両なので、エコノミークラス以上に乗車したいところです。

 発車後、早速食堂車へ。すぐ隣のエリアはバーカウンターになっていて、こちらはオールナイト。煙草が吸えるのはこのバーエリアのみです。
お腹が一杯になったせいか、昼間の疲れのせいか、睡魔に負け眠ってしまいました。

 朝、6時に目が覚め、外を見るとすでにドイツの街がうっすらと青く染まっています。朝食をとりに食堂車へ向かい、バーカウンターで朝食を頼むと、アテンダントがすでに各部屋に朝食を配りに行った後で、慌ててバーカウンターまで持ってきてくれました。すっかり部屋までのデリバリーサービスを忘れていたようです。朝食を食べ終わった頃には、外は明るくなっていて、ライン川が見えます。そう、ここはドイツ有数の景勝地であるライン川沿いを走るルート。今年の夏にはこのルートに高速新線が完成するそうです。

 朝、7時35分定刻通り、コブレンツ中央駅に到着。さあ、今日はコブレンツの船着場からライン川の遊覧船でゆっくり楽しもう!

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