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白川 純 欧州列車旅行でのいざない

優等夜行列車『アルテシアナイト』

白川 純
今回はパリ・ベルシー駅〜ローマ・ テルミニ駅間を走る優等夜行列車『アルテシアナイト』(パラティーノ号・新型車両)の旅をご紹介します。
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エクセルシオールの2段ベッド

 エールフランス航空275便、定刻17時40分、パリ・シャルル・ド・ゴール空港に到着。今宵の宿は、『プラザ・アテネ』です。このホテルの魅力は、ホテルはもちろん、レストラン『アラン・デュカス』にあります。2000年にこのホテルに移転してきたミシュランの三ツ星レストラン。ディ ナーはさすがに予約が必要なので、翌日のランチをいただくことにしました。ガラス張りの大きな入り口を抜けると天井の高さは6メートルくらいあり巨大なシャンデリアが3つ。さすが高級レストランの趣は違います。

 まだ明るい17時頃にパリ・ベルシー駅へ。ベルシー駅といっても、なかなか聞きなれない駅ですが、パリ・リヨン駅から地下鉄で一駅のところにあります。以前よりローカル線の発着駅として使用していたものをリヨン駅混雑緩和の為に、リニューアルしたモダンな雰囲気の駅です。イタリアの主要4都市である、ローマ、ベネチ ア、フィ レンツェ、ミラノへ向かう4本の夜行列車『アルテシアナイト』の発 着駅になっています。この駅には『アルテシアナイト』の乗客の為に専用ラウンジが用意され、出発時間までゆっくり安心して時間を過ごせるのが、嬉しい配慮です。

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 定刻19時09分、ゆっくりとローマへ向けて夜行列車『パラティーノ号』 が出発。今回、隠れ家となる車両は、「エクセルシオー ル」と呼ばれるシャワー付きの部屋です。ドアを開けると右手にのちに寝台へ変身する座席、正面に窓、左手にトイレ、その奥にシャワールームがあります。シャワールーム・トイレ共に清潔感があり、やはり、通常の夜行列車とは違います。他にセキュリティカメラの設置、オートロック、各車両にアテンダントが一人と安全対策もしっかりしており、更に、共有スペースとしてソファーを利用できるレセプションエリアもあります。別のクラスとしてはシャワーなし個室や簡易寝台室もありますが、ここで注意したいのが、4本の『アルテシアナイト』に、必ずしもこの「エクセルシオール」が連結しているとは限らないことです。現在はパリ〜フ ィレンツェ間の『ガリレイ号』には連結がなく、鉄道旅行の楽しみの一つでもある食堂車でのディナーも、パリ〜 ミラノ間には食堂車の連結がないのでご注意を(ディナーはチケット料金に含まれていません)。

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車内のレセプションエリア
目が覚めると、斜塔で有名なピサを通過しているので、もうここはイタリア。部屋での朝食は、イタリアの車窓を眺めながらゆっくりと食べます。ローマ到着は10時を予定しているので、まだ十分に時間があります。荷物の整理を終え、今日のホテルの位置を確認。10時となると、ローマ市内のお店もオープンしている時間帯なので、到着後すぐに観光ができるのが嬉しいです。今日はどこへ行こうかとローマの観光案内地図を見ているうちに、あっという間にローマ・テルミニ駅に到着。終点の駅に相応しく、日本ではなかなか見られない行き止まり式の駅です。
さぁ、ホテルに荷物を預けて、先ずはサンピエトロ大聖堂へ!!
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