更新日:2004年10月現在 |
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日本と同じような四季があります。全体的に降水量は少なく、おおむね乾燥した気候ですが、秋から冬にかけては降水もあり、テヘランなど北部や山地は降雪も見られます。
首都テヘランの気温は、年間を通して東京とほぼ同じくらいです。
春は各地で花々が咲く美しい季節。イランの町にはよく整備された緑豊かな公園や庭園がたくさんあります。可愛らしい花々があちらこちらで見られ、とくにシラーズのエラム・ガーデンは一年で最も美しい姿をみせてくれます。秋は紅葉や黄葉も見られ、気温的にも過ごしやすい時期です。
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3月 |
4月 |
5月 |
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7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
テヘラン/イラン |
最高気温 |
9 |
9 |
15 |
19 |
26 |
30 |
31 |
30 |
27 |
21 |
14 |
9 |
最低気温 |
-4 |
0 |
6 |
14 |
18 |
24 |
28 |
25 |
23 |
16 |
7 |
2 |
降水量 |

35 |

27 |

46 |

33 |

18 |

3 |

1 |

3 |

1 |

15 |

28 |

29 |
東京/日本 |
最高気温 |
7 |
8 |
10 |
16 |
21 |
24 |
28 |
29 |
25 |
20 |
15 |
10 |
最低気温 |
1 |
2 |
5 |
11 |
15 |
18 |
22 |
22 |
19 |
13 |
8 |
3 |
降水量 |

45 |

60 |

100 |

125 |

138 |

185 |

126 |

148 |

180 |

164 |

89 |

46 |
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イメージ |
イランは厳格なイスラム教国ですので、以下のことを心がけてください。
※テヘラン空港到着時から以下の服装が必要となりますので、必ず手荷物にご用意ください。観光中も、食事の際も下記の服装です。
【女性】基本的に、人前(ホテルのお部屋以外)では髪の毛、肌(顔と手以外)をかくします。
● 髪を覆うスカーフ類(必需品。頭から被り、あごの下で結べる大きさのものをご用意ください。色、柄に制限はありませんが、あまり派手なものは避けた方が無難です。どうしても頭の後ろに滑り落ちやすいので、滑りにくい材質のものや、ヘアピン、カチューシャなどがあると大変便利です。)
● 体の線を出さない服装を心がけてください。上着は長袖で、おしりが完全に隠れるくらい、長めのもの。秋、冬はコートで十分です。夏は気温が上がりますので、熱がこもらないような、薄手で風通しの良い材質のものをお持ちください。男性用のたっぷりとしたシャツと足首までのロングスカートなどでも代用できます。その際は、靴下や黒いストッキングを忘れずに。上着が膝まで長ければ、少々細めのパンツスタイル(ジーンズなど)でも結構です。
【男性】ノースリーブや、半ズボンなどの、肌を露出するものはお避けください。半袖シャツはかまいません。ネクタイはイランでは通常しません。
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意外にも辛い料理は少なく、野菜や肉を煮込んだマイルドな味の料理が多い。
宗教上、豚肉は食べないので、鶏、牛、羊肉が主流。肉とジャガイモ、豆類を壺で煮込んだものに、ナンをちぎって入れ、具をつぶしながら食べるアブグーシュト、野菜と肉のシチュー(ホレシュ=カレーのようにごはんにかけて食べることが多い)などは日本人の口にもよく合います。
また、主食は様々な種類があるナーン(パン)のほか、米もよく食べられています(はじめから塩味がついていることが多いのが特徴)。ケバブ(焼いた肉)もよく出されます。 |
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イランは野菜や果物の栽培がさかんですので、旬の新鮮な野菜・果物が豊富です。夏にはスイカやメロンが多く出まわり、渇いたのどを潤してくれます。各種の柑橘類の他、イチゴやサクランボ、桃、リンゴなども出回り、街で見かけるアイスクリーム屋さんのフレーバーもフルーツの種類が豊富です。また、ピスタチオなどのナッツ類、イチジクやレーズンなどドライフルーツもお土産に喜ばれます。 |
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宗教上、イラン人は飲酒をしません。外国人に対してもレストラン、ホテルなどでアルコールの販売は一切ありませんので、予めご承知おきください。
観光客のイランへのアルコールの持ち込みも禁止されております。空港における手荷物チェックなども随時行われており、万一持ち込んだ際には入国手続きに支障がありますので、ご注意ください。
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お世話になった人とのお別れの時や、「よろしくお願いします」の意味での握手は私たちは日常、何気なく行ってしまうものですが、イランでは、宗教上、家族以外の異性どうしは触れあいません。従って、異性間の握手も拒否されることが多いのでご注意ください。 |
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イランの街には、至る所にチャイハネ〈チャイ(お茶)を飲むところ=喫茶店 〉があります。
お酒を飲まないイラン人の憩いの場として、一日中賑わっています。お茶とともにチャイハネに欠かせないのが水タバコ。水タバコをふかしながら、談笑したり、ゲームに興じる男性の姿も多く見かけます。男性ならば、トライしてみてはいかがでしょう。(イランではタバコは男性のみに許された嗜好品です)
イスファハンのイマーム広場に面するチャイハネ、ザーヤンデ川に架かる橋のたもとにあるいくつかのチャイハネは、景色を眺めながらのんびり過ごすのにうってつけ。キャラバンサライを改装したホテル・アバシの中庭にあるチャイハネは優雅な雰囲気。そのほか、スークの中や庭園などにも雰囲気の良いチャイハネがたくさんあります。地元の人々に混じりながら、イランならではのエキゾチックな雰囲気と、ゆったり流れる時間を楽しんでみてはいかがでしょう。
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イランでは、香料用のバラの花の栽培が盛んです。初夏にはテヘランとイスファハンの間にある古都カシャーンのバラ農園やシラーズなどでバラが咲き乱れ、とても美しい光景を目にすることができます。イランでは、バラ水をお菓子の香り付けに使うことも多く、アイスクリームやゼリーのようなデザートにバラ風味のものがあります。是非、お試しあれ! |
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