クリスタル・シンフォニー号の地中海・エーゲ海クルーズのツアーより戻って参りました。 ローマの海の玄関口チヴィタヴェッキア港から乗船し、エーゲ海に浮かぶミコノス島、サントリーニ島に立ち寄り、トルコ・イスタンブールまでの9泊10日の船旅でした。
陽が燦々と降り注ぐ夏の地中海とエーゲ海は、世界中の人々を魅了し続ける憧れの海域です。
これまで何度か同じ海域のクルーズを添乗してまいりましたが、今回乗船した“クリスタル・シンフォニー号”は、51,000トンの船で安定性や乗客人数、サービスなど、様々な面で皆様に快適にお過ごしいただくことができました。
もともと夏場は波も安定しているため航海中の揺れはほとんどないのですが、波の揺れを感じるのは沖に停泊した際にテンダーボートで上陸するくらいです。乗り物に弱いお客様からは、寄港地観光の際のバス移動の方がよほど揺れを感じられたとのことです。
船内での過ごし方につきましては、出発前に“特に終日クルーズの日など退屈なのでは?”とのお声もありましたが、クルーズ中は、厨房見学ツアーやダンスレッスン、ビンゴゲーム大会などのプログラムや、スパ、フィットネスやサウナ、読書、外を見ながらのんびりするなど、それぞれお過ごしいただきました。
のんびりしていたはずなのに、“あっという間に一日が過ぎてしまった”という方も多く、皆様にとっては、休養とともに旅先での贅沢な一日だった思います。
また、“オールインクルーシブ”を取り入れたことで、クルーズ中はお飲物代(一部のヴィンテージワインなどを除く)や基本のチップがクルーズ代金に含まれるため、飲み物代の精算やチップを払う手間が省けたこともより快適な船旅の大きな要因かと思います。
一流のおもてなしで迎えてくれる豪華客船でありながら、堅苦しい雰囲気がなく、気軽に過ごすことができ食事の際や船内プログラムも日本語で用意されており、メニューやイベントなどを簡単に“選択できる”ということも大きな魅力でした。
船旅を選ぶ上で、クルーズ船と同様に重要なのが、寄港地です。
今回、イタリアではアマルフィ海岸とシチリア島のタオルミナを訪れ、断崖に立つ古い町並みを見学しました。ギリシャではエーゲ海に浮かぶ白壁の家が象徴的なミコノス島とサントリーニ島を訪れました。幸い他のクルーズ船も少なく、ゆっくりと島の滞在をお楽しみいただきました。トルコではエフェス遺跡と、文明の十字路イスタンブールを訪れました。いずれもお天気に恵まれ、空の青と海の青とともに各寄港地観光をお楽しみいただきました。
ご参加の皆様、本当にありがとうございました。
今回のクリスタルクルーズは、リバークルーズなどを含めて11回目の添乗でした。船の違いやおすすめの点など、少しでもお役に立てればと思いますので、是非、大阪支店の山本までご連絡ください。