ボツワナのオカバンゴ湿地帯のツアーから戻ってまいりました。
日本を出発後、香港とヨハネスブルクを経由し、オカバンゴ湿地帯の玄関口であるマウンへ。そこでセスナ機に乗り換えて、オカバンゴ湿地帯に到着。
オカバンゴ・デルタ地帯は世界最大級の湿地帯で、アンゴラ高原に降った雨がカラハリ砂漠を潤し、世界最大のオアシスを形成します。その広さは関東平野とほぼ同じくらいの広さになると言われています。降った雨が乾いたオカバンゴ川を通って、このあたりに流れ着くのに3ヶ月、それから4ヶ月ほどが水があるそうですが、その後干上がって乾燥した大地になるそうです。ですから、お泊りのイーグル・アイランド・キャンプは1年で4ヶ月だけの営業となるそうです。
このロッジ周辺は湿地帯の中心に位置し、主にボートでのサファリが中心。水が豊富なためサンショクウミワシやアフリカレンカク、オニアオサギなどたくさんの野鳥をご覧いただくことができました。その他、ゾウやカバ、シマウマ、インパラ、ヒヒなどをご覧いただけました。変わったサファリとしてはウォーキングサファリやヘリコプターサファリも行いました。ウォーキングサファリではレンジャーが足跡を見て、どんな動物が、いつ頃、どっちの方角に行ったなど細かい情報を教えてもらったり、植物などの話など歩いてみるとわかる情報もたくさんあり、なかなか面白かったです。またヘリコプターサファリは両側のとびらをはずして飛行するので、よりダイナミックなサファリを堪能することができます。
その後、オカバンゴ湿地帯の北東に位置するクワイリバーロッジではジープによるサファリドライブが中心ですが、ロッジの敷地内にもゾウやカバなどが訪れ、目の前の川で水浴びをしたり、草や木々の葉を食べたり「居ながらサファリ」を楽しんでいただけました。ここのサファリでは肉食動物との遭遇率が非常に高く、ライオンの家族やひょうなど何度も間近で見ることができ、迫力あるシーンを堪能することができました。
今年、日本では富岡製紙工場が世界遺産となりましたが、実はここオカバンゴ湿地帯も今年世界遺産に指定されました。世界遺産認定が通算で1000番目だったそうです。これからの需要はますます増えてくると思われますが、この大自然が失われることがないよう見守っていく必要があります。