「美食の秋に食とワインのマリアージュを楽しむモナコから、南フランス、ボルドー、パリへ 11日間」
2006年11月3日発

(ブータンの餓鬼達)


(プナカゾン)


(田舎で働く百姓どもたち)
 

昨年にひき続き、フランスの食とワインの産地を訪れる旅から
帰国いたしました。

まずは南フランス、プロヴァンスのワイナリー訪問からスタートしました。
ロゼが人気のドメーヌ・オット、次にアヴィニョン郊外のシャトーヌフ・デュ・パープの偉大なるつくり手のドメーヌを3ヶ所訪問しました。
シャトーヌフ・デュ・パープには高台に教皇の城の廃墟が残されているのみですが、そこからはゆったりと流れるローヌ川、アヴィニョン市街、ヴォークリューズ高原、リュベロン地方などが望めます。

また、このツアーの最大のメイン・イベントとして、ボルドーの特級シャトーを訪問しました。
貴腐ワインの代表ソーテルヌのシャトー・ディケム、ポムロールのペトリュス、シャトー・ヴュー・セルタン、サンテミリオンのシャトー・シュヴァル・ブラン、ポイヤックのシャトー・ラトゥールなど。すぐれたワインは共通して、つくり手の熱い思いと、設備、そして何よりテロワール(土壌)が重要であることを知りました。「人間の手ができるところは限界があり、それ以上はよいテロワールのみがすぐれたワインを産む」とペトリュスの広報担当者の言葉が印象的でした。

食では、ポイヤック村にあるオーベルジュ「コルディヤン・バージュ CORDEILAN BAGES」(4級ワイン CHATEAU LYNCH BAGES 所有)で、シェフのチエリ・マルクスの洗練された料理を堪能。もちろん料理に合わせるワインはシャトー・ランシュ・バージュ。その他、各都市を代表するレストランでこの時期ならではのジビエ料理(家禽)なども楽しみました。フランスはこれから食の本番をむかえます。

途中、オートプロヴァンス(高地プロヴァンス)の大変かわいらしい小さな村トゥールトゥールに立ち寄りました。「フランスの美しい村」に選ばれています。
標高635mの展望台からはオリーブ畑や山々の緑のパノラマを一望。そこからは地球が丸いことが実感。
澄んだ空気にまぶしい陽光、ゆったりと暮らす人々、騒音や喧騒には無縁で平和な空気に満ち溢れていました。まだ手つかずの真のプロヴァンスの風景に出会えました。

今回はフランス各地のワインや食を味わう盛りだくさんのツアーになりました。共通して言えるのは、食とワインに対するフランス人の意識がとても高いことをあらためて実感しました。

来年も企画予定です。ぜひご期待ください!

 
  ツアーコンダクター 河野 真奈美