「民族と文明の十字路シルクロードをチャイナオリエントで訪ねてきました。」
午後成田を出発して目的地ウルムチには深夜0:45に到着しました。
バスは深夜の町を市内へ向かいますが街中はバザールの屋台が大賑わいです。不思議な光景にガイドさんに訪ねると、午後11時を過ぎで12時まで賑やかですと返事が返ってきました。
新疆自治区は中国時間と2時間の時差が在ったのです。翌日は6000mの山々に囲まれた天池(湖)を観光しました。モーターボートで湖水に映る雪山は素敵でした。カザフ族のパオ(ゲル)を家庭訪問しました。バター茶を出していただき生活の厳しさを見ることが出来ました。
市内に戻り、イスラムの古い町を再現した新疆バザール、博物館ではローラン美人を見学、ウルムチからチャイナオリエントの発着駅トルファンに向かいます。
ポプラ並木や日干し煉瓦の家々そしてモスクが目に入ってきました。トルコ帽やアバヤのご婦人、まるでイランやウズベキスタンと同じ町の光景でした。三蔵法師の足跡を辿るように交河古城や火焔山を見学、高昌古城では三蔵法師が天竺から戻ったら都が消えていたなどのエピソードがどんどん入ってきます。
いよいよチャイナオリエント急行に乗車です。車両ごとの係りの女性が付いていました。ツインルームは快適で毎日、果物とミネラルウォーターがお部屋に入っていました。お茶の用意とクリーニングオーダーもあり、サロンカーでのウェルカムパーティーはスタッフから飲み物とプレゼントそして民族舞踊が披露されました。列車が観光地区に入ると駅で待機してグループは観光に向かいます。敦煌の莫高窟や夕日の鳴沙山(砂漠)を駱駝で行きました。陽関は玄奘三蔵もインドから帰国した際ここを通過しています。烽火台の眺めは雪山の崑崙山脈、古薫砂漠、長城が望めました。列車での移動で嘉峪関など河西回廊を進みます。
蘭州から炳霊寺、天水では敦煌莫高窟と並ぶ四大石窟のひとつである麦積山石窟をご覧頂きました。
旅行中のハミウリ、洋梨、林檎、葡萄、栗、胡桃は行く先々で味わいました。城壁がライトアップされた西安駅に到着する前、日本の新幹線(白にブルー)を見る事が出来ました。中国の方々が沢山試乗していました。チャイナオリエント急行列車のスタッフとお別れして深夜の古都に降り立ちました。西安では、秦の始皇帝陵や兵馬俑坑を観光しました。翌日、雨の西安を後に成田へ。
来年はタクラマカン砂漠を越えて匠の町カシュガルにご一緒しませんか。