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2010年8月13日(金)〜9月1日(水)
ツアーコンダクター:小嶺 洋子
上陸後、自由散策。丘の向こうには湖があり、鳥が見られるかもしれないとリチャードさんの案内で湖へ向かった方、周辺をゆっくりご覧になった方、思い思いの歩き方で。少し足元がぬかるんでいましたが、小川も流れ、きれいな花がたくさん咲いていました。ベルナデッテさんが、イヌイットが良い漁場を示す道しるべの役割を果たす石がいくつか置いてあるのを見つけて教えてくれました。
最終ゾディアック 11:30発。
講演の途中でホッキョクグマ出現のアナウンスが入りました。急いでデッキへ。
陸に2頭、海には3頭(母グマとコグマ2頭)が泳いでいました。肉眼でははっきり見えない位の大きさでした。
デイビッドさんのお話より:ホッキョクグマは全体で2万頭(カナダには1万頭)生息していると言われています。主食はワモンアザラシ。4〜5月頃が交尾期で、メスは6月頃妊娠し、12〜1月頃出産。産むのは安全な穴の中で。そして3月頃穴から出てきます。約8カ月も何も食べないで子供を産み育てるということになるので、産み終わった後はすっかりやせ細っています。穴の中ではなるべく体力を使わないように体温を下げてじっとしています。
コニングハム湾 Coningham Bay (プリンス・オブ・ウェールズ島)ゾディアッククルーズ
ここは予定には入っていない寄港地でしたが、ピエールさんが以前調査で訪れた場所でベルーガが見られるだろうということで立ち寄ったそうです。ベルーガはもちろん、ホッキョクグマも見ることができてよかったですね。